dNetFontViewer (ディーネットフォントビューワ)は
各種フォントの対応状況を確認できます。
フォントが対応する文字種は、おおよそ Unicode の区画ごとになっています。当アプリでは 日本語の短文に限らず Unicodeで定義されるすべての文字種を 選択したフォントで実際に表示して、各フォントの対応状況を確認できます。 インストールする前のフォントを一時的に試すことも可能で、インターネットを介して 例文言語の選択もできます。
ネット上では WEBブラウザ と WEBフォント により、Unicode 文字なら適切な字形が表示されるようになりつつありますが 一般的な環境(ワープロ、表計算、pdf、DTP、等々)では、適切なフォントを選んで効果的に使うことが求められます。 個々のフォントが持つ特徴、多様な文字種への対応範囲などは、事前に正しく把握しておくことができれば便利です。 その都度「実際に適用してみないと、対応しているかどうかわからない」というのでは、あまりに非効率といえるでしょう。 当アプリは 個々のフォントの字形的な特徴のみならず すべての Unicode文字を表示して 対応範囲を把握することができます。 当アプリでは、まずフォントの一覧があり、フォントの選択を変更できます。 (起動時には「インストール済みフォント」の一覧が表示されます) フォント一覧では、表内右側のフォント名の表示「フォント適用」欄にて すでにそれぞれのフォント名にフォントの書体が適用された状況も確認できます。 フォントの書式変更の選択肢は、一般的な方式に準じています。 (中には特定の書式指定を持たないフォントもあるため、書式変更は フォントの選択を切り替えるごとにリセットされます。) 「使用フォント」の欄では、「インストール済みフォント」か 「未登録のフォントファイル」かを選ぶことができ、後者を選択すると システムにまだインストールしていないフォントでも 当アプリ内に限り、一時的に利用して字形表示に用いることができます。 当アプリ最大の特徴である「表示例」欄には、次の項目があり、切り替えて利用可能です。 • 主要な文字 表示例の欄の最初にあり、インストール直後に選択されている様式です。 最初に選択されるフォントは、システムのメニューフォントになります。
(上から「メイリオ」、「花園明朝A」、「Yu Gothic UI」(Windows 10)、の場合)
多くのフォントがカバーしていることの多い、次の種類の文字を表示して 各フォントが一般的な利用に向いているかどうかの確認に使えます。 • 【半角】… ラテン文字 (小文字・大文字)、アラビア数字、英記号 • 【全角】… ラテン文字 (小文字・大文字)、アラビア数字、英記号、ローマ数字、上付き/下付きの数字記号 • 日本語 … ひらがな、(全角)カタカナ、半角カタカナ • 漢数字 … 日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、朝鮮語 (韓国語)、ベトナム語 (チュノム数字) • その他おもな言語の文字 … ギリシア文字、キリル文字、ヘブライ文字、アラビア文字、デーヴァナーガリー • その他の文字 … 顔文字、楔形文字、エジプト・ヒエログリフ、悉曇文字、変体仮名 (各16文字 × 3列) (以上に含まれない文字種は、後述の「Unicode区画」で表示できます。) • 大きさで比較 選択もしくは入力により変更可能な例文を、 フォントの大きさを段階的に変えた状況にして、一括表示します。
Windows付属の標準フォントビューワに似た形式にして、比較しやすいようにしてあります。 (ここでのフォントの大きさは段階的な固定値にしているため変更できません。) • 言語を選択 各フォントを実際の各言語で用いた場合の対応状況の概況を確認できます。 • Wiki (全 301 件) 各言語版ウィキペディア(Wikipedia)のメインページに掲示されている、ウェルカムメッセージ、および 記事数の紹介部分を、抜粋して表示します。(記事数の数値は、調査時点(2017年5~7月)での値です。)
• UDHR (全 430 件) インターネットを介して「世界人権宣言」(UDHR : Universal Declaration of Human Rights) の 各言語版を取得し、ほぼ原文のまま表示します。
各言語ごとの書字方向に応じた表示およびスクロール方向になります。 お使いのブラウザを使って、ウィキペディアにある各言語の説明や、原文のページを表示したりするボタンも備わっています。 (実際のアラビア語で使われる数字は[1234567890]ではなく[١٢٣٤٥٦٧٨٩٠]ですが、ここでは原文のままです。) • Unicode区画 未登録部分を含む Unicodeの区画一覧を使って、各フォントが対応する区画ごとの字形定義を確認することができます。
(まだ実際には Unicodeで定義されていない部分も含めて 理論上定義可能なすべての領域の文字を、個別に表示して確認できます。) Unicodeの区画一覧には、お使いのブラウザを使って Unicodeコンソーシアムの オリジナルのpdf書類を参照できる、リンクのボタンを備えています。 表示欄では、文字を選択して [ctrl]+[C] の操作でコピーすることも可能です。 拡大表示欄では、フォントの字形定義の情報を使って、文字幅やベースライン、 アセント・ディセント(上下の範囲)といった ガイドラインも表示できます。 (画像として表示する [GDI+] を選択した場合)
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インストールした当アプリを最初に起動したときの状況です。 以下の画像の元の大きさは、すべて 1,920 x 1,200 (16:10) に統一しています。(24インチ(ワイド)画面に相当)
Windows 10
Windows 8.1
Windows 7
Windows Vista
(Windows XP につきましては → こちら をご参照ください。)
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