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dNetFontViewer_Detail ディーネットフォントビューワ・詳細

ダウンロードインストーラ [ dNetFontViewer_Install.exe ] を zip圧縮形式 で ダウンロード


目次 index

フォントを選択する表示例を切り替える表示例(切り替え)
 • 基本機能 • 主要な文字
  • フォント一覧(切り替え) • 大きさで比較
  • 書式指定 • 言語を選択WikiUDHRボタン等の機能
 • 拡張機能 • Unicode区画  (モンゴル縦書き)
  • 使用フォント(種別)  • 追加機能左側右側中央部
  • アイコン(チェックボックス) 外字 拡大表示域 倍率
  • フォント一覧の右クリックから選択する処理 現在位置・移動 情報表示域 色を反転
 表示3方式 文字/画像
 [GDI+]4選択

フォントを選択する

• 基本機能


当アプリでは、フォントの一覧で、フォントの選択を変更できます。
(起動時には「インストール済みフォント」の一覧が表示されます。)



当アプリの起動時に選択されているフォントは、システムに設定されているメニューフォントになります。
(標準では、Windows 10: [Yu Gothic UI]、Windows 8.1: [Meiryo UI]、Windows 7 / Vista: [メイリオ]、Windows XP: [MS UI Gothic] です。)

フォント一覧(切り替え)
 左側に配置された「フォント名」の一覧は、表示に用いるフォントを切り替えるのに使います。
  (その上にある入力欄は、フォント名の先頭の文字から検索する際に利用できます。)

 一覧の右側は「フォント適用」欄となっており、それぞれのフォント名を例示用の文字列に用いて
 そのフォント名の文字列に、それぞれのフォントの書体が実際に適用された状況が、確認できるようになっています。

  (もちろんこれだけでは不十分で、そのために当アプリがあります。これは各フォントが持つ書体の特徴を掴むための目印に過ぎません。
   それでも「フォント適用」欄は書体の特徴を大まかにイメージするのには便利です。具体的に把握するには当アプリの各機能をご活用ください。
   なお、文字の大きさが異なって見える場合がありますが、それはフォントの特徴で、大きさの値は「フォント名」欄のメニューフォントと等価です。)

 フォント一覧で右クリックして表示されるサブメニューからは
 各フォントについての補助的な情報を取得できるようになります。(詳しくは、後述する 拡張機能 の項をご参照ください。)


書式指定
 中央部に配置された、フォントの書式変更の選択肢は、Windows で利用される一般的な方式に準じています。

  (文字の大きさは「ポイント数」(pt)で指定しますが、整数値だけでなく、小数第二位まで指定可能です。)
  (数多くあるフォントの中には [太字]の指定が無い、もしくは逆に [太字]だけで[標準]すら無い など、特定の書式指定を持たないフォントもあります。
   このため 書式の変更は フォントの選択を切り替えるごとに リセットされます。特定の書式だけで比べるには不便ですが ご了承ください。)
  (当アプリは Windows 上での動作が前提ですので、Windows で扱えない書式を持つフォントでは、Windows で扱える書式のみの対応となります。)


▲ 前章  ▼ 次章  ■ 目次 ■  前項 △  次項 ▽

• 拡張機能




使用フォント(種別)
 右側に配置された「使用フォント」の欄では、表示に用いるフォントを
 「インストール済みフォント」を対象にするか「未登録のフォントファイル」を対象にするか、選ぶことができます。

   •「インストール済みフォント」とは、すでにシステムに登録(インストール)してあり、一般に利用可能となっているフォントのことです。
    確認するには、コントロールパネルにある「フォント」を開きます。(コントロールパネルを「クラシック表示」にすると見つけやすくなります。)
    (システムのフォントフォルダ「C:\Windows\Fonts」を開いても同様に確認できます。これは上図の「Fonts」ボタンを押せば簡単に開きます。)
   •「未登録のフォントファイル」とは、ダウンロード等で入手したばかりなどで まだシステムへの登録が済んでいないため、     利用可能な状態にはなっておらず、単にファイルとして存在しているフォントのことです。     (これは上図の「試用追加」ボタンから指定することで追加できます。)
 「未登録のフォントファイル」へ切り替える(または「試用追加」ボタンを押す)と   まだシステムにインストールしていないフォントでも、当アプリ内だけで一時的に利用して 字形表示に用いることができます。       (フォントをシステムにインストールすべきかどうか、事前に字形を表示して判断するなどの際に利用できます。    なお、「未登録のフォントファイル」と指定したにもかかわらず、すでにインストール済みとなっているフォントを選んでしまった場合は    そのフォントの新バージョンなどであっても区別されないため、字形表示には、すでにインストールされているほうが優先されます。) アイコン(チェックボックス) (Windows Vista までの機能)  Windows Vista までの環境でご利用の場合、「使用フォント」の欄にある「アイコン」のチェックボックスにチェックを入れると  各フォントの持つアイコン(フォント種別およびフォントに関する情報)を取得★して、フォント一覧の右端に表示します。
(Windows 7 以降では、フォントのアイコンは
 対応する文字種ごとの表示に変わっており
 アプリ内でアイコンを取得しても違いを示せないため、
 当アプリでは処理の対象外としています。)
(Windows Vista まで)(Windows 7 以降)
  →  →    (アイコンおよび情報の取得処理★は、フォント名の一覧を右クリックして選択できる処理(次項)でも適用されます。    この処理は、登録済みのフォント数に応じて累積的に時間がかかりますが、当アプリの起動につき、毎回一度の処理で済むようになっています。)  ご利用の方は、次の「補足」を開いてご確認ください。
   • アイコン(チェックボックス)  (Windows Vista までの機能)

 

 

  (アイコンのチェックが入っていると、当アプリ画面左上隅に表示されるアイコンも、選択したフォントのアイコンに切り替わります。)

 アイコンのチェックを外すと、フォント一覧をアイコンのない元の状況に戻すこともできます。
 (前述の処理★は、すでに一度済んでいますので、おこなわれません。)

 フォントのアイコンが示す種類につきましては、次の表でご確認ください。

TrueType フォント (アウトラインフォント)[.ttf]
MicrosoftとAppleが共同開発、1990年発表の 歴史の長いフォント。
輪郭線(アウトライン)の計算には「2次ベジェ曲線」が使われており
与えられた点の位置からその都度[一筆書き]の要領で輪郭線を計算し
閉じた輪郭線の内部を埋めることにより、字形を描画する。
広く一般に用いられるが、極端に拡大すると輪郭部に直線が目立つ。
OpenType フォント (アウトラインフォント)[.ttf][.ttc][.otf]
開発にAdobe社が加わり、TrueTypeを拡張して Adobe社開発による
PostScript系の技術も盛り込めるようにした、やや新しいフォント。
輪郭線(アウトライン)の計算には「3次ベジェ曲線」も使われるため
総じて TrueTypeよりも高品位とされ、拡大や商業印刷などにも向く。
拡張子には TrueType系 [.ttf]/[.ttc] と PostScript系 [.otf] がある。
当アプリでは [.otf] のみが [.NET Framework] の制約により非対応。
TrueType コレクション フォント (アウトラインフォント)[.ttc]
複数の TrueTypeフォントを内包した 一種のパッケージファイルで
文字幅や書体などに差異がある 複数の TrueTypeフォントを
一括してインストール/アンインストールできるファイル形式。
フォントを利用する際には、まとまったパッケージではなく
個々の TrueTypeフォントとして、別々に用いることになる。
ラスターフォント (ビットマップフォント)[.fon]
正方形に区切ったマス目を埋める箇所の印象により字形を表現する。
ベクターフォント (アウトライン(スケーラブル)フォント)[.fon]
輪郭を示した座標から輪郭線を計算し内側を埋めて字形を描画する。
両者ともすでに古い形式であり、現在主流の各種フォントに比べると
輪郭の計算が少ない分 CPUの負荷も少ないが、字形の荒さが目立つ。
当アプリでは [.NET Framework] の制約により非対応。
(フォント種別のアイコンは Windows Vista までの仕様です。Windows 7 以降では対応文字種の表示となっており、わかりにくくなった面があります。)


フォント一覧の右クリックから選択する処理

(Windows Vista まで)(Windows 7 以降)

 上図のように、次の処理が選択的に利用可能です。
  (下記 [Windows Vista までの機能] については、前述したフォント情報の取得処理★が未処理の場合は、一度だけ処理されます。)

    • フォントファイルのプロパティを確認する  (Windows Vista までの機能)
    • フォントファイルを選択してフォルダを開く (Windows Vista までの機能)
    • Windows標準のフォントビューワで開く  (全システム対応)

 これらは各フォントを外形的に調べるための補助的な機能といえます。次の「補足」にて個別に見ていきます。
   • フォントファイルのプロパティを確認する  (Windows Vista までの機能)

   選択したフォントのプロパティを、システムのフォントフォルダを経由することなく
   当アプリから直接、既定の形式で表示することができます。

•「TrueTypeフォント」の場合 (例:「花園明朝A」) •「OpenTypeフォント」の場合 (例:「BabelStone Han」)
 
   フォントのプロパティでは、アイコンが OpenTypeであっても、ファイルの種類は拡張子[.ttf]に応じて表示されるようです。
   なお、ファイル名の末尾にある枝番([_1]や[_5])は、同じフォントを複数回インストール(つまり更新)したことを示しています。

•「TrueTypeコレクションフォント」の場合 (例:「メイリオ」)
   コレクションフォントのプロパティは複数のウィンドウに分かれますが、完全に重なるため、ズラして確認しています。(冗長部分は割愛)

    フォントを開く際のプログラムは「変更」ボタンで変更できますが、
    標準の「Windows フォント ビューア」では [単一のフォントごとに対応] するため
    インストール済みのすべてのフォントを対象にしている当アプリは、必ずしも適格とはいえないかも知れません。
    しかしながら、表示フォントを自由に切り替えできるのは、当アプリの強みのひとつです。
   • フォントファイルを選択してフォルダを開く (Windows Vista までの機能)

   システムのフォントフォルダ「C:\Windows\Fonts」を開いて、該当するフォントファイルが選択された状態にします。

    (数多くのフォントファイルの中から、該当するフォントファイルを探す、という手間が省けます。
     特に「利用上のフォント名」と「フォントフォルダ内で表示されるフォントファイル名」とが一致していない場合は、お役に立ちます。)


• 単一ファイルのフォントの場合 (TrueTypeフォント / OpenTypeフォント。例:「花園明朝A」)
   このフォントでは、フォントフォルダ内で表示されるファイル名が、利用上のフォント名と(完全には)一致していないことがわかります。
   (この場合は「Regular」の有無だけなので、比較的わかりやすい例です。なお 実際のファイル名は、画面(欄外)の最下段に表示されています。)

• 複数ファイルのフォントの場合 (TrueTypeコレクションフォント。例:「メイリオ」)
   コレクションフォントは複数ファイルですが、同時には選択できないため、複数のウィンドウを開いて個別に選択しています。
   このフォントでは、フォントフォルダ内で表示されるフォントファイル名が、異様に長いものになっていることもわかります。

    通常の設定では、そのまま Enterキーを押せば Windows標準のフォントビューワでフォントの表示状況を確認できますし
    選択済みのフォントファイルを右クリックして「プロパティ」を選べば、前項で確認したフォントのプロパティ画面が開くようになります。
   • Windows標準のフォントビューワで開く  (全システム対応)

   選択したフォントを、システムのフォントフォルダを経由することなく
   当アプリから直接、Windows標準のフォントビューワを使って、表示することができます。
    (当然といえば当然のような処理ですが、標準フォントビューワと当アプリの表示を比較したい場合などには便利です。)

• 単一ファイルのフォントの場合 (TrueTypeフォント / OpenTypeフォント。例:「花園明朝A」)

• 複数ファイルのフォントの場合 (TrueTypeコレクションフォント。例:「メイリオ」)

    標準フォントビューワでは、画面右上にある [プロパティ] ボタンで、フォントのプロパティ画面を開くことができます。
    なお「メイリオ」などのフォントでは、画面上部中央に [<<][>>] ボタンが表示され、バリエーションの切り替えができるようになっています。

    この場合、上図では「Meiryo UI」/「Meiryo UI (Bold)」になっています。
    下図は [>>] ボタンを2回ずつ押して「メイリオ」/「メイリオ (ボールド)」に切り替えてみたところです。
    (実際の利用では、フォント名や書式を切り替えることにより指定します。)





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表示例を切り替える

• 表示例(切り替え)


表示例には以下の4種類があり、表示内容を大まかに切り替え、あるいは
特定の1文字についてきちんと表示できるか試すことで、各フォントの適応状況を確認できます。
表示例  • 主要な文字  • 大きさで比較  • 言語を選択  • Unicode区画  • 主要な文字  
 • 大きさで比較  
 • 言語を選択  
          • Wiki           
          • UDHR           
 • Unicode区画  
具体的には、次項以下で個別に見ていきます。 なお、各画面すべての右上隅には「再起動」ボタンがあります。  多くのソフトウェア(当アプリを含む)では、システムにインストールしたフォントは「アプリの起動時」に認識するため  あるフォントを「当アプリの動作中」にインストール(または更新)した場合には、そのフォントは認識されていません。  したがって、当アプリでそのフォントを使おうとする場合には、当アプリの「再起動」が必要になります。 また、再起動ボタンの左には「リセット」のチェックボックスがあります。  当アプリでは、画面の位置や大きさ、あるいは一部の選択肢などは、次回の利用時にも引き継がれるよう記憶しますが  そのような設定をすべてクリアしたい場合には、「リセット」にチェックを入れておいてください。  次回の起動時(再起動を含む)には、当アプリをインストールした時と基本的に同じ状況で起動できます。  (「リセット」のチェックは毎回消去されます。)

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• 主要な文字


 
 表示例の欄の最初にあり、インストール直後に選択されている様式です。  多くのフォントがカバーしていることの多い、次の種類の文字を表示して  各フォントが一般的な利用に向いているかどうかの確認に使えます。    • 【半角】… ラテン文字 (小文字・大文字)、アラビア数字、英記号    • 【全角】… ラテン文字 (小文字・大文字)、アラビア数字、英記号、ローマ数字、上付き/下付きの数字記号    • 日本語 … ひらがな、(全角)カタカナ、半角カタカナ    • 漢数字 … 日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、朝鮮語 (韓国語)、ベトナム語 (チュノム数字)    • その他おもな言語の文字 … ギリシア文字、キリル文字、ヘブライ文字、アラビア文字、デーヴァナーガリー    • その他の文字 … 顔文字、楔形文字、エジプト・ヒエログリフ、悉曇文字、変体仮名 (各16文字 × 3列)  (以上に含まれない文字種は、後述の「Unicode区画」で表示できます。)    (例示は「メイリオ」(Windows Vista 版) の場合。
  言語系の文字には多く対応していますが、ローマ数字 は 10,000まで、顔文字 などの特殊系は未対応。)

   (例示は「花園明朝A」の場合。ローマ数字 は 100,000も可、顔文字 は限定的ですが、日本語の 変体仮名 に対応。明朝体 の特徴がよく出ています。)
   (例示は「メイリオ」(Windows 7 版) の場合。ローマ数字顔文字 はそのままですが、Windows 7 版では チュノム の数字に対応しています。)
   (例示は「Meiryo UI」(Windows 8.1) の場合。ローマ数字 は 100,000に対応、チュノム の数字は大きさも揃っており、顔文字 にも対応しています。)
   (例示は「Yu Gothic UI」(Windows 10) の場合。画面枠は拡げています。チュノム の数字、顔文字 のほか、エジプトの ヒエログリフ にも対応。)

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• 大きさで比較


 
 選択もしくは入力により変更可能な例文を、 フォントの大きさを段階的に変えて、一括表示します。
 
 
 
 
 Windows付属の標準フォントビューワに似た形式にして、比較しやすいようにしてあります。 (ここでのフォントの大きさは段階的な固定値にしているため変更できません。)

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• 言語を選択


 各フォントを実際の各言語で用いた場合の対応状況の概況を確認できます。
 (各言語ごとの書字方向に応じた表示およびスクロール方向になります。)

    ● Wiki (全 301 件)
        
各言語版 ウィキペディア (Wikipedia) の メインページに掲示されている ウェルカムメッセージ、および 記事(アーティクル)数の紹介部分を抜き出したものを表示します。(記事数の数値は、調査時点(2017年5~7月)での値です。)




UDHR (全 430 件)
インターネットを介して「世界人権宣言」(Universal Declaration of Human Rights : UDHR) の 各言語版を取得し、ほぼ原文のまま表示します。(参照サイト:The Unicode Consortium > UDHR in Unicode > Translations
(特に前文は、読んでみると「正しい日本語になっていない」のでは、という印象を受けますが
    これは翻訳された原文外務省の仮訳文)に起因するものです。ここでは UDHR の 原文(編集)のままです。)

(実際の アラビア語 で使われる数字は [1234567890] ではなく [١٢٣٤٥٦٧٨٩٠] ですが、ここでは UDHR の 原文(編集)のままです。)
アルメニア語 は固有の アルメニア文字 を使って書かれます。こちらも UDHR の 原文(編集)のままです。)
ボタン等の機能     各言語の選択肢に備わっているボタン等からは、お使いのインターネットブラウザを使って     ウィキペディアにある各言語についての説明や、原文のページなどが表示できます。
  (Wiki 選択時)
     (各言語の選択肢では、項目見出し([言語名][英名][地域]などの箇所)をクリックすると、その項目の順番で「並べ替え」ができます。)
  • 各言語の選択肢([Go]ボタン)  インターネットブラウザを使って参照ページを表示します。(対象が存在する場合に有効化)
  • 説明1 各言語についての ウィキペディア日本語版での説明
  • 説明2 各言語についての ウィキペディア日本語版での説明(追加分)
  • page 各言語版 Wikipedia のメインページ (当アプリで表示される各言語の文面の参照元としたページ)
  (UDHR 選択時)
     (各言語の選択肢では、項目見出し([言語名][英名][地域]などの箇所)をクリックすると、その項目の順番で「並べ替え」ができます。)
  • 各言語の選択肢([Go]ボタン)  インターネットブラウザを使って参照ページを表示します。(対象が存在する場合に有効化)
  • 日 各言語についての ウィキペディア日本語版での説明
  • 英 各言語についての 英語版 Wikipedia での説明
  • T 各言語版 UDHR のテキスト原文のページ (TEXT)
  • H 各言語版 UDHR の体裁編集済みページ (HTML)
  • Translations(リンク)     ユニコード・コンソーシアム(The Unicode Consortium) において翻訳の見本として公開されている     「世界人権宣言」(Universal Declaration of Human Rights : UDHR) の原文が集約された     UDHR in Unicode 内の Translations ページを、お使いのウェブブラウザを使って表示します。   モンゴル縦書き(チェックボックス)     このチェックボックスは、本来の手書きでは 縦書き するにもかかわらず、一般的なパソコン環境では 横倒し になってしまう モンゴル文字 を     縦書き表示して、本来の「モンゴル語の縦書き表現」が確認できるように設けたものです。(参照:Unicode Code Charts > Mongolian (U+1800) )
    モンゴル語 は 現代では多くの場合 キリル文字 (ロシア語などの表記文字)で書かれますが、本来は固有の モンゴル文字 を使って書かれてきました。     この文字は 縦書き専用 で (日本語で言えば崩し字の多い行書や草書体のような)続け書きによる字形変化 を伴います。     しかも 行の進行方向は、左側から縦書き行を書き進める 左縦書き(日本語など漢字文化圏の縦書きは 右縦書き なので逆方向)でもあるため     パソコンなどでは特殊な処理が必要で、デジタル表現は長らく困難とされてきました。(現在はインターネットブラウザ等の一部が対応)
   当アプリでは、本来「縦書き」をおこなう「モンゴル文字」を使って書かれるモンゴル語を選んだ際に    「モンゴル縦書き」にチェックが入っていれば、縦書きになるようにしています。(A図。ここは原文(編集)も単一行 30ptで表示)    
   ちなみに「モンゴル縦書き」のチェックを外してみた場合には、次のようになります。(B図。原文(編集)と同様、左側が行頭)    
    Unicodeの標準技術仕様 (§13.5 Mongolian, p.532) にあるように、モンゴル文字は、アラビア文字(右横書き)やデーヴァナーガリー(左横書き)など     数多くの「恒常的に字形変化を伴う横書き言語環境」向けに すでに実用化されている「結合文字」(合字)の技術を活かせるよう     言わば「逆転の発想」で、フォントの字形において あらかじめ横向きにデザイン されています。これに結合文字の技術基盤を合わせれば     1行分の文字をそのまま普通に並べただけで「続け書きによる字形変化を含んだ、縦書きを横倒しにした状況」(B図)になりますので     さらにその全体を「時計回りに90度回転」させれば、目標とする「続け書きによる字形変化を含んだ縦書き」が表現できることになります(A図)。
     (ただし以上で良いのは単一行の場合のみ。複数行の場合はさらに「行ごとに回転」させた縦書きの各行を「左詰め」で並べ直す、という       ある意味アクロバティックな、ワープロ的な特殊処理も必要になります。←当アプリでは現状未対応。)

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• Unicode区画


 
 未登録部分を含む Unicodeの区画一覧を使って、各フォントが対応するすべての字形定義を確認することができます。   (本来的には この機能によって初めて 真の「フォントビューワ」としての役割が 果たされることになります。)   (青色の文字で示された Code Charts のリンクをクリックすると、The Unicode Consortium の文字区画コード表のページを表示します。)

(例示フォントに「Noto Sans Egyptian Hieroglyphs」を用いて、U+13000「エジプト・ヒエログリフ」区画の ヒエログリフ を表示。)
(例示フォントに「花園明朝A」を用いて、U+1B000「仮名文字補助」区画で3文字目の 変体仮名「安/あ」を表示)
(上図はバージョン1.01 / Unicode 12.1 での状況です。まだ実際には Unicodeで定義されていない部分も  あえて「未登録区画」として明示したことにより、Unicode の仕様で定義可能なすべての文字を、個別に表示して確認できます。) Unicodeの区画一覧には、お使いのインターネットブラウザを使って Unicodeコンソーシアムにある オリジナルの pdf書類を参照できる、リンクのボタン([Go]ボタン)も備えています。 (区画一覧では、項目見出し([CODE][区画名][英名][かな]などの箇所)をクリックすると、その項目の順番で「並べ替え」ができます。) 個々の文字の表示欄では、文字を選択して [ctrl]+[C] の操作により、文字そのものをコピーすることも可能です。 拡大表示欄では、フォントの字形定義の情報を使って、文字幅やベースライン、 アセント・ディセント(上下の範囲)といった デザイン上のガイドラインも表示できるようになっています。 (文字を画像として表示する [GDI+] を選択した場合) (表示方法について詳しくは、下記「追加機能欄」にて説明しています。)





Unicode区画 - 追加機能

左側右側中央部、の3つに分けて説明します。)



 ● 左側 ● - 各区画の表示/位置づけ方式
 
 (外字に関するチェックボックス、16進コードの入力域、3点選択式のラジオボタン、の3項目があります。)

外字の有効/無効の切り替え(チェックボックス) (対象は U+E000「私用領域」区画、例示フォントは [MS ゴシック])
  選択したフォントにリンクしている外字ファイルがある場合に、その適用の 有効/無効 を切り替えます。
   (個々の外字は「外字エディタ」で外字ファイルに登録済、フォントと外字ファイルとのリンク(紐付け)も「外字エディタ」により登録可)
 • 外字(チェックあり) (フォントにリンクしている外字ファイルの適用を【有効】にする。)
  
 • 外字(チェックなし) (フォントにリンクしている外字ファイルの適用を【無効】にする。)
  
(フォント自身が独自に持っている外字(ベンダー外字)の有無を再確認したい場合などに利用)

表示位置の移動(16進コード入力) (入力しない場合も常に、現在位置のコードが表示されます。)
  16進コードを入力することで、任意の文字位置へ移動します。(例示フォントは [メイリオ])
 • 現在位置・移動 ([U+1234] で「エチオピア文字」区画(U+1200~)内へ移動。移動先が区画の途中でも、移動先地点が先頭行になります。)
  

表示方式の選択(ラジオボタン)
  区画の文字の表示域について、区画の範囲を明示するかどうかの表示方式が選べます。
  (例示での選択は U+0000「基本ラテン文字(ASCII互換)」区画、例示フォントは [メイリオ])
 • 全体を表示し、選択した区画に位置づけ (区画にとらわれない表示方式。選択区画の切り替え時は区画の先頭に位置づけ。)
  
 • 選択した区画を、色分けの範囲で明示 (初期値。区画の範囲を意識できる表示方式。選択した区画以外は薄いグレーで表示。)
  
 • 選択した区画だけを表示 (他の区画の表示を排除して、選択した区画に集中できるようにした表示方式。)
  



 ● 右側 ● - 選択した文字についての再表示域
 
 (文字関連情報の表示域、フォント字形の拡大表示域、の2面からなります。)

フォント字形の拡大表示域(右下)
 
  区画の文字一覧に マウスのポインタ矢印が重なっている場合には
  その地点(赤色の箇所)の文字が再表示され、そうでない場合には、現在位置(青色の箇所)の文字が再表示されます。


文字関連情報
 (以下は上図より採録。同一区画内で変化があるのは、文字コードのみです。)
 U+0041 (decimal = 65)
基本ラテン文字(ASCII互換)
Basic Latin
U+0000 ~ U+007F
登録済 128 文字
定義枠 128 文字
(16進 8 行分)
 …
 …
 …
 …
 …
 …
 …
文字コード([U+]:16進、[decimal]:10進)
区画名(日本語)
区画名(英語)
区画範囲(16進表現)
区画内に登録済みの全文字数
区画範囲に定義可能な全文字数
16進表現の文字一覧における区画範囲の行数
 (Unicode 全体の文字コードは、16進で [ U+0000 ~ U+10FFFF ]、10進で [ 0 ~ 1114111 ] の連続した範囲となります。
  したがって理論上の定義可能な総文字数は [ 1,114,112 文字 ] となります。当サイト内「Unicode 区画一覧」もご参照ください。)
 (個々の定義済み文字についての名称および関連情報につきましては、当方作成の別アプリ [UniCharFinder] にて対応しています。)



 ● 中央部 ● - 拡大表示域の表示設定
 
 (倍率の数値入力域、色を反転のチェックボックス、2点選択式のラジオボタン、[GDI+]画像処理のチェックボックス(4個)、があります。)

倍率(数値入力域)色を反転(チェックボックス)
 
 
 
 
     (初期値)
 
 
 倍率とは、文字一覧に適用されているフォントに指定した文字の大きさを基準に(最大10倍までの)何倍で表示するか、ということです。
 (倍率を大きくした際に、表示が はみ出てしまう 場合は、画面の枠や領域の境界線をマウスでドラッグして、広さを調節します。)
 色の反転は、文字一覧の表示を基準に「文字色」と「下地色」とを入れ替えるものです。(見やすいほうでご利用ください。)
   
(倍率を1倍にした場合には、枠の広さの違いで、元の文字一覧の表示と比べて   
文字の大きさが違うように見える「錯覚」(錯視) が起きることがあります。  
右の図では、1倍で表示した画像に 元の文字画像を貼り付けて 比べています。) 
 次の図では、領域の境界線をドラッグして、最大倍率の10倍で表示しています。(さらに大きくしたい場合は、元のフォントの大きさで調節します。)

 

[GDI] / [GDI+] の切り替え
  (文字/画像、ラジオボタン)
色を反転(チェックボックス)
 
 
  (初期値)
 (通常は意識されることはありませんが、Windows では、文字を「普通に」文字として表示させる技術のことを [GDI] といいます。
  一方、文字を画像として表示させる技術は [GDI+] といいます。これを拡大表示域で切り替えて、フォントのデザイン状況を確認できます。)
 (当アプリの表示では、[GDI] と [GDI+] とでは、表示位置に若干のズレが見られます。次項ではこの特性も活用しています。)

[GDI+] の画像処理(チェックボックス)
 (ここでは [GDI+](画像) の選択が前提になっています。[GDI](文字)の選択時には、以下の選択は無効になります。)
  パターン(抜粋)
0.
1.
2.
               (初期値)
3.
4.
5.
6.
7.
8.
 各チェックボックスの説明
 • 文字色を緑色に変更[GDI+](画像) のチェックをすべて外してみると、「文字部分の色」は [GDI](文字) と同じです。
  そのため、[GDI+](画像) で描画している ということの明確化のために、色をつけられるようにしています。
  特に、[GDI](文字) に重ねた場合(後述)には、色分けによって見やすくする、という効果があります。
  ちなみに、緑色のチェックを外して同じ色で重ねると、次のようになるため、区別が難しくなります。
  
 • ガイドラインを表示 
[GDI+](画像) を使うと、各フォントで個々の文字ごとに設定されている「文字幅」や、基本的な設定となる
標準の基底線「ベースライン」、基底線から上側の縦幅「アセント」、下側の縦幅「ディセント」といった
デザイン上の基礎情報を得やすくなります。ここでは これらを「ガイドライン」と総称して一括表示します。
上図のように アセントおよびディセントは、字形(グリフ)の突出に備えて あらかじめ広めに取られます。
  なお ご参考までに、上図に用いた個々の文字は、 次のとおりです。(例示フォントは「メイリオ」)
     【 A 】
【 Â 】
【 Ä 】
【 Å 】
【 W 】
【 i 】
【 y 】
【 ắ 】
【 Ḝ 】
【 Ǭ 】
U+0041
U+00C2
U+00C4
U+00C5
U+0057
U+0069
U+0079
U+1EAF
U+1E1C
U+01EC
ラテン大文字 A  LATIN CAPITAL LETTER A
ラテン大文字 A サーカムフレックス付き  LATIN CAPITAL LETTER A WITH CIRCUMFLEX
ラテン大文字 A ダイエレシス付き  LATIN CAPITAL LETTER A WITH DIAERESIS
ラテン大文字 A 上リング付き  LATIN CAPITAL LETTER A WITH RING ABOVE
ラテン大文字 W  LATIN CAPITAL LETTER W
ラテン小文字 I  LATIN SMALL LETTER I
ラテン小文字 Y  LATIN SMALL LETTER Y
ラテン小文字 A ブレーヴェおよびアキュート付き LATIN SMALL LETTER A WITH BREVE AND ACUTE
ラテン大文字 E セディラおよびブレーヴェ付き LATIN CAPITAL LETTER E WITH CEDILLA AND BREVE
ラテン大文字 O オゴネクおよびマクロン付き LATIN CAPITAL LETTER O WITH OGONEK AND MACRON
  (個々の文字の名称等につきましては、当方作成の別アプリ [UniCharFinder] にて対応しています。)
ちなみにガイドラインと、4番目の「GDI (文字) を重ねる [青]」(後述)にもチェックが入っている場合は
テキストレンダリングモードでの文字幅も、青色で明示されるようになります。
  
 • GDI (文字) に重ねる
念のため確認しますと、[GDI](文字) というのは、次のようなものでした。
  
一方 [GDI+](画像) の基本は下図です。(上図 [GDI](文字) と 下図 [GDI+](画像) の位置のズレに注意。)
  
以上から、[GDI](文字) の上に [GDI+](画像) を重ねた結果は、次のようになります。
ここまでの説明では何の意味もないようですが、フォントや文字の種類によっては、特に結合用の記号などで
[GDI](文字) と [GDI+](画像) の字形等が異なる場合があるため、その確認や比較などに利用できます。
  なお ご参考までに、上図に用いた個々の文字は、 次のとおりです。(例示フォントは「メイリオ」)
     【 ि 】
【 ؓ 】
【 ො 】
U+093F
U+0613
U+0DDC
デーヴァナーガリー母音記号 I  DEVANAGARI VOWEL SIGN I
アラビア記号 ラディ・アッラーフ・アンフ  ARABIC SIGN RADI ALLAHOU ANHU
シンハラ母音記号 コンブワ・ハー・アェラ=ピッラ SINHALA VOWEL SIGN KOMBUVA HAA AELA-PILLA
  (個々の文字の名称等につきましては、当方作成の別アプリ [UniCharFinder] にて対応しています。)
  
 • GDI (文字) を重ねる [青]今度は前項とは逆で、[GDI+](画像) の上に [GDI](文字) を重ねる場合です。
(この機能はどちらかといえば開発者向けと言えそうです。)
念のため、前項「GDI (文字) に重ねる」の基礎的な状況を確認しますと、次のようでした。
今回は前項で背面側とした [GDI](文字) は不要です。下図は今回の背面側となる基本の [GDI+](画像) です。
この上に「文字」を重ねるのですが、最前面に文字を重ねる場合は 本来の [GDI](文字) ではなく [GDI+] の
「テキストレンダリングモード」という手法を使うため、文字を「青色」に変えて「画像として」重ねます。
一番上で確認した前項の画像と比べると、これで前面/背面の位置関係を逆にすることができたようです。
ちなみに下図では、最背面に 本来の [GDI](文字) も置いて、3種類の表示手法を同時に確認しています。
[GDI+] の「テキストレンダリングモード」(青色)と、本来の [GDI](文字) とでは わずかにズレていますが
このように描画モードを混在させるのではなく、どちらか選んだ1種類で描く分には問題なさそうです。
[GDI+](画像) の文字(緑色)は 現状では消せませんが、念のため 前出の文字記号も確認しておきましょう。
このように、[GDI+](画像) でも 若干高度な「テキストレンダリングモード」(青色) を使えば
本来の [GDI](文字) との違いを ほとんど意識することなく利用できそうだ、ということが確認できます。

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説明は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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